沖合底びき網漁業は、浜坂地区では古くから伝わる伝統の漁法です。袋状の網を海底まで入れて船で引っ張り、その季節ごとに多種多様な旬の海の幸を漁獲します。この地域に合った漁法が古くからこの漁業の町を支えています。
水揚げされた魚は時間と共に鮮度が落ちます。魚を漁港に持ち帰る前に、底びき網漁船では船の上で急速凍結して鮮度と美味しさを閉じ込めます。そして帰港しそのまま競りにかけるため、より鮮度を長く保ち遠方への出荷にも最適です。
浜坂漁協が高鮮度で旬の味をお届けするため、凍結技術『プロトン凍結』を活用しています。食材が凍る時の氷の粒を小さくし冷凍し、食品・食材の細胞破壊を防ぎ、うま味成分が多く含まれるドリップの流出や離水を減少させます。それにより、食感の低下や風味飛びなどを防止し、食品・食材の本来の品質安定に効果が期待できます。